2006年08月13日

豹柄と菫

■7月下旬のこと。種山ヶ原森林公園の管理車道脇には、ヨツバヒヨドリやヒヨドリバナが群れをなして咲きます。晴れた日には、蝶たちが蜜を吸う姿を数多く観察できるのですよ。
■中でも目立つのがヒョウモンチョウの仲間。豹柄の蝶は、ワイルドな趣でしょうか。

ヒヨドリバナへ

ヒョウモンチョウの仲間の群れ

■このヒョウモンチョウの仲間。似たような豹柄にも関わらず、数種に分かれています。案内人講座にお越しいただいたS先生によると、種山では、6種類のヒョウモンチョウの仲間と出逢えるようです。
■見分けるポイントは、豹柄の羽の裏。模様が違っていて面白い。

ウラギンヒョウモンミドリヒョウモンオオウラギンスジヒョウモン?
【クリックすると拡大します】左からウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン?
※メスグロヒョウモンの雄とオオウラギンスジヒョウモンとの見分け方が分からなくて・・・・どなたかコメント下さいm(__)m

■ヒョウモンチョウの仲間なのに豹柄ではない、こんな仲間もいます。その名の通り「メスグロヒョウモン」の雌。雄と雌とで模様が違う代表的なチョウとのこと。

060813meshuguro_mesu.jpg

■さて、前置きが長くなりましたが・・・・このヒョウモンチョウたち。春を彩るあの植物と深い関係があるそうな。その植物とは?

【クリックすると続きが読めます!】
ラベル:チョウ スミレ
posted by happyisland at 20:21| 岩手 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

カタクリへの使者

■今日は、案内人のおじさまと県内某所の山へ行ってきました。ネタ満載のとても素敵な一日となりました(n_n)v

■では、今日一番の感動を!
■とても明るい落葉樹林下で、地面すれすれにユニークな花を咲かせるウスバサイシンと春の妖精カタクリに出逢いました。

ウスバサイシン

カタクリ

■さてさて、両者を結びつける二つ折りの恋文とは?

【クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 23:12| 岩手 | Comment(4) | TrackBack(1) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

動物たちの足あと

■まだまだ雪の残る種山の森。落葉樹の森へ踏み入れると、銀世界には、動物たちの足あとが数多く残されていました。

落葉樹の森へ

ノウサギの足あと

■まずはノウサギ。早歩きした程度の足あとでしょうか?

【他にも動物の足あとが!〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 02:15| 岩手 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

動物のフンの見分け方

先日投稿した「森の案内人講座」でのコアなお話を。それは、動物のうんちのお話(^_^;

うんちのお話

■下記参考書によると、動物の糞は、分類学で言う「目」レベルの特徴をよく現すそうです。胃腸や肛門が「目」レベルで似ているから、同じような糞をするとの事。
■糞は、その場所に動物が暮らすという重要な証拠ですよね。落とし主を見分けられれば、想像も膨らみます。

■それでは・・・・食事中やその前後の方は、ど〜んと写真がありますのでお控えなさって下さいm(__)m

【まずはクイズです!〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 23:35| 岩手 | Comment(5) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月03日

ついつい・・・・

■忙しくて更新が滞っていましたが、ちょっぴり仕事も落ち着きました(^-^;
■ちょっと前のことになってしまいますが、少しずつ投稿していきますm(__)m



■それは、第12回森の案内人講座での事。森へ飛び出すと、講座の本題とは外れて、ついつい遊んでしまいます。

■熟すと赤い実が姿を現して、白い糸に実がぶら下がるコブシ。
■「こんなにぶら下がるようになったぞぉ〜!」と、案内人のおじさまが森に落ちていたコブシの実を拾ってきました。

ぶら下がるコブシの実

■確かにすごい!熟せば熟すほど、白い糸にぶら下がるのかしら。利点はあるのかなぁ。

■今年の散策会では、落ちていたコブシの実を拾い、まずは赤い実をつぶして柑橘系の匂いを嗅いでから、中から出てくるハート形のタネに「綺麗なハート形が出てくると、想いが叶うかもしれませんねぇ」と楽しみました。
ハート形のタネを教えていただいたはもようさんのお陰ですm(__)m みつばちブログさんも、タコ型星人のイメージが払拭された様子。よかったよかった。

■コブシの実に想いを巡らしていると、「ほれ、出来たゾォ〜!」とおじさまの声。今度は、何?

【ミズキで遊ぶ?〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 21:55| 岩手 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

緊張感

ブナを探しに出かけた森でのこと。あぁ、投稿が遅れて、季節はすっかり移ろいましたが。

■「ほれ、見てみろ」と、コナラの木の下に落ちた枯れ枝を指さす案内人のおじさま。

051106コナラの木の下で.jpg

■写真では分かりにくいかもしれませんが・・・・これが何を物語るのか、皆さんは分かりますか?

【コナラの枯れ枝が物語るものとは?〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 00:13| 岩手 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

クサギの実はよく目立つ?

■藍色の実と紅色の襟との二色が鮮やかなクサギの実。羽根突きの羽根のような形もユニークです。
■種山の森の管理車道脇にクサギの木があります。ちょくちょく観察していたら、先日、確かに結んでいたはずの実がこんな姿に変わっていました。

051103クサギ_Fr2.jpg

051103クサギ_Fr.jpg

■どうやら藍色の実は、もう鳥に食べられてしまったようですね。早いなぁ(^o^;
■クサギの実には、鳥を誘うためのしくみがあるそうですよ。

【クサギの実は目立ちやすい?〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 01:09| 岩手 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

ブナの葉にできたヒミツの隠れ家

■ブナの木も随分と色づいてきました。

051027ブナ_秋.jpg

051027ブナ_秋2.jpg

■秋の陽射しに紅と黄が透きとおります。鮮やかな葉に惹かれて近づいてみると・・・・

051027ブナのゴール.jpg

■うわぁ(>。<)葉っぱの縁にコブができている。
■コブを割ると、小さな虫が入っていた!そんないたずらをしたことがありませんか?このコブは、植物に作られた虫の隠れ家、虫こぶ(虫えい)の一種なのでしょう。

【クリックすると続きを読めます!】
posted by happyisland at 00:47| 岩手 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月12日

ブナの葉の大きさ

■私事(happyisland)ですが、お休みをいただいてリフレッシュしてきました。
■とても面白いものを見てきたので、お土産話としてご報告を。「面白いもの」とは、ブナの葉っぱの大きさです。

051010-ブナの葉Cs.jpg

【ブナの葉の大きさは場所によって異なる?〜続きを読む】
posted by happyisland at 00:55| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

ブナの木の下で

■散策道から森を見上げると、ブナの木から柔らかな木漏れ日が射し込んでいました。

ブナの木を見上げて.jpg

■ふと木の周りに視線を落とすと、たくさんのブナの実が転がっていましたよ。まだ実のつまっていない「シイナ」が多いような気もしましたけど。

ブナの実と葉.jpg

■某メーリングリストの情報によると、ブナの実が今年は豊作のようですね。
■ブナは、5〜7年周期で大量に実を結ぶそうです。その年のブナの木の周りには、1平方メートルあたり500個以上とも1,000個以上とも言われる実が地面を覆うようです。

■僕自身は、あまりブナに縁がありません。ブナは、日本を代表する木だとよく聞くのですが・・・・
■今日、町内の60代のおじさまにブナの実のことをお聞きしたのですが、食べる文化は無かったようです。一方で図鑑を見ると、生でも食べられるし、煎れば美味しいと書いてあります。

■下記参考書によると、日本海側に比べて太平洋側では、ブナの実がブナヒメシンクイという蛾に食べられたり、冬にネズミに食べられたりする割合が高いようです。中でも積雪の大小が、ネズミの行動に影響を与えるとのこと。

■思えば、僕が今まで暮らした土地は太平洋側。そもそも、ブナ林自体が少ないようですし、その土地に暮らす人々の文化にも影響するのでしょうか。

◎参考にさせていただいた本をご紹介


中静 透 / 東海大学出版会(2004/04)

■日本の森林生態学を代表する著者が記した「森のスケッチ」。膨大なフィールドワークに基づき、最新の研究成果が一般向けに紹介されています。専門用語も使われるため、やや難解な面もありますが、森のしくみに興味を持ち、もっと深く知りたいと思い始めた方にオススメです。



◎トラックバック・ピープル:ツリーウォッチング
posted by happyisland at 23:54| 岩手 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クサギの花の秘密

クサギ_all.jpg

昨日ご紹介したクサギの続きです。
■クサギは、背が低いままで花を咲かせ実を結ぶ低木。明るく湿った場所で、白い花をほころばせます。
■この白い花をよくよく見ると、とてもユニークな姿をしています。4本の雄しべと1本の雌しべが長く突き出しているのです。

クサギ_雄と雌.jpg
【写真】葯がついている4本が雄しべ。残りの1本が雌しべ(突き出した先端に葯がついていない)です。

なぜ?【クサギの花の秘密〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 23:00| 岩手 ☔| Comment(4) | TrackBack(2) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月30日

コブシの実

■散策道にコブシの実が落ちていました。

コブシ_集合果.jpg

■実が集まった果実をまるごと落としてしまうようです。これは、同じモクレン科のホオノキとも共通する特徴です。
■葉をすっかり落とした晩秋、森へ寝ころんでコブシの木を見上げると、鳥が実を盛んについばむ様子を見たことがあります。写真のように落ちた実は、小動物に運ばれていくのでしょうか・・・・?

■先日トラックバックいただいたみつばちプロジェクトさんの記事で、コブシの清楚な花がこんな実になるなんて!と驚かれていました。確かに(^-^;

コブシ_花.jpg

コブシ_花up.jpg
【写真】種山の森で春にほころんだコブシの花

■こんな清楚な花が、あんな形の実になるなんて不思議ですよね。果実の形を「拳」に見立てて、「コブシ」と呼ばれるようになったとする説もあるようです。

■ちなみに、コブシが含まれるモクレン科は、比較的に古くから独立した系統で、原始的な姿をとどめる仲間だといいます。植物の祖先がどの様な形をして、どの様なしくみを持っていたのかを推測する上で重要とのこと。

■またコブシは、日本人の暮らしとも古くからの関わりを持つようです。
■コブシの木は、春、まだ葉を開く前に白い清楚な花を目一杯ほころばせます。この美しい花を、田の神が訪れた依代として農作業を始める目安としたようです。東北地方では、田打ち桜や種蒔き桜とコブシを呼ぶ地域もあります。

■季節が巡り、花から実へ。公園のおさんぽ日記さんの写真で、この赤い実の中に可愛いハート形のタネが入っていることを知りました。風変わりな拳の実に潜んだ恋心のタネ。今度確かめてみよう(^o^)/


【参考にした主な本とサイト】
福原のページ(植物形態学・分類学など)植物形態学9-1. 被子植物の系統樹と分類
 福岡教育大の福原さんのサイト。植物形態学のページは、素晴らしいの一言です。勉強させていただいてます。


木村 陽二郎, 植物文化研究会 / 柏書房(2005/04)

■約1,500種にも及ぶ植物について、人と植物との関係=文化などが簡潔にまとめられています。廉価版のため、内容に比べると価格もお手ごろです。



◎トラックバック・ピープル:ツリーウォッチング
posted by happyisland at 00:24| 岩手 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

オニグルミのゆくえ

りす食痕_オニグルミ.jpg
【写真】ミズナラの落葉の隙間から、二つに割れたオニグルミを発見!誰が食べたのかな・・・・

【オニグルミを食べた犯人は?〜クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 03:05| 岩手 ☀| Comment(5) | TrackBack(2) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

アリさんは働き者

■ふと立ち止まって草花をのぞき込むと、アリが忙しなく動き回っていることがあります。

アリ_1.jpg

アリ_2.jpg


■カタクリやスミレの仲間、移入種のヒメオドリコソウまで、エライオソームというアリのごちそうをタネにつけて、アリにタネを運んでもらう植物もいます(アリ散布)。
■カタクリやスミレが野に広がるということは、タネを運んでくれるアリさんもその場所に暮らす証拠なのでしょう。

こんな所にもアリさん【クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

うるいの花

Hosta sieboldiana_all.jpg

■オオバギボウシ(大葉擬宝珠)が咲き始めました。春に、若芽や葉の柄をおひたしなどして食べる「うるい」としても知られています。
■ほのかな紫色が美しい、透き通った白い花です。

■上の写真を見てください。下の花はもう枯れて、上の花はまだつぼみの状態ですよね。
■同じ株の中で下から順番に花を咲かせていく植物の仲間。花の咲かせ方には秘密が・・・・?

咲かせる順番のヒミツ【クリックして続きを読む】
posted by happyisland at 14:35| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

擬態

7/24の散策会で森の案内人の方々にネイチャーゲームをやってもらいました。これは、森林・林業体験教室指導者研修会や森の案内人講座で教えていただいた成果でもあります。
 ※ 散策会、指導者研修会、案内人講座の様子は後日アップしますm(__)m

■「擬態」をテーマにして、「カモフラージュ」というネイチャーゲームを散策会参加者の皆さんと楽しみました。
■ネイチャーゲームは「ふりかえり」といって、自然のしくみや不思議をみんなで共有することが大切とのこと。なかなかこれが難しい作業で・・・・

■最近、とてもお世話になっている森林インストラクターのYさんにご相談したところ、擬態について分かり易く描かれた絵本をご紹介いただきました。
ふみぐら@種山ヶ原に入れさせていただきました。Yさん、ありがとうございますm(__)m

■子供向けの絵本は、自然の不思議をシンプルに伝えてくれる本も多いのですね。環境教育で活用できるかもしれません。

040801-346s.jpg
【写真】ホタルブクロの中でクモが昆虫を捕まえた!これも、花の模様に身を隠してエサを捕まえる攻撃的擬態なのかなぁ。

【擬態に関するおすすめのサイト】
 ■擬態-Wikipedia
 ■海野和男のデジタル昆虫記(環境goo)
posted by happyisland at 18:39| 岩手 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。