2005年09月10日

盆花(ぼんばな)

■初秋の種山にて町内のおじさまから、盆花(ぼんばな)のお話を聞きました。
■そもそも盆花とは、先祖の霊を迎えるため、お盆に山へ出かけて採ってくる花のようです。最近は、造花が多くなってきたのかな?

■この盆花。地域によって、山から採る花の種類が異なるようです。
■住田町のある地域では、キクイモやオミナエシの花を採り、お墓に供えたと聞きました。

オミナエシ_Fup.jpg
【写真】小さなオミナエシの花にイネ科(?)の草が絡みあう

■オミナエシ(女郎花)は、万葉集で山上憶良が詠んだ「秋の七草」の一つ。黄色い美しい花をほころばせ秋風にそよぐ様は、まさに、「たおやか」という言葉がぴったりです。

■「そういえば、オミナエシの花は少なくなったなぁ・・・・」とおじさま。「火入れをしなくなったからかな・・・・」とも。
■かつて住田町では、集落ごとに場所を決めて山を焼き、採草地を作っていたそうです。火入れをしていた場所を訪ねると、雑木林に生まれ変わっていた場所もありました。
■火入れをした場所では、オミナエシの花がたおやかに秋の山を彩ったそうです。火入れ後によく生えた植物としては、今や住田の山では出逢えなくなったアツモリソウの名も聞かれます( ̄ω ̄;)!!
■火入れという営みが始まった年代はよく知りませんが、人の働きかけによって成立していた「自然」もかつてはあったのでしょう。オミナエシは、火入れをした山に逃げ込んでいた花なのかもしれません。
■きっと、自然のしくみから言えば、全国的に取り組まれる里山や雑木林のお話に似ているのでしょうね。

■話を元に戻して(^-^; 盆花と言えば、町外の方からミソハギをお供えしていたと教えていただいたこともあります。

ミソハギ_all.jpg
【写真】ミソハギ。近づいてよくよく見ると、美しい花。


■『図説 花と樹の事典』を見ると、オミナエシの項にもミソハギの項にも別称/方言として「ボンバナ」の名があります。
■ご先祖様を迎える花は何色だったのか?ちょぴり興味が湧いてきました。

update:2005-09-10


posted by happyisland at 00:35| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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