2005年09月04日

ツキテッポウ(突き鉄砲)

■森の案内人のおじさまが足を止め、何やら植物の茎を切り取りました。
■手にしたのは、春の山を黄金に染めるヤマブキ(山吹)。この茎には、白い芯(髄)が通っています。別に切り取った茎の先を使って押し出すと、「ポンッ」という音とともに白い芯が飛び出します。

ヤマブキの髄.jpg

押し出す様子.avi ←クリックすると、芯を押し出す様子が動画で見られるはず。

■ヤマブキの芯は、まるで発泡スチロールのよう。
■この芯を短く刻んで、鉄砲の弾にして遊んだそうです。鉄砲の本体(銃身)は細い竹。刻んだ弾を口でなめて粘り気を持たせ、茎が空洞である竹に詰め込み、突き出して飛ばしたそうな。
■ちなみに竹の種類は、「シノダケ」とおっしゃっていました。実物は分かりません(^-^;  次の機会に教えていただきましょう。
■このヤマブキの芯を弾にした鉄砲は、「ツキテッポウ」と呼ばれる子供の頃の遊びだったそうです。

■このヤマブキの芯の用途は、多岐にわたるようで面白い。
■森林インストラクターのYさんに教えていただいたのは、顕微鏡で観察するために薄い切片を作る土台。資料を芯に挟み込んで、カミソリを当てて薄く切るようです。
■また、江戸時代を舞台にしたドラマでは、ヤマブキの茎を油皿に置いて、火を灯す小道具として使ったそうです。芯がじわじわと燃えるそうで、芯を長く出せば灯りが大きくなるとの事。江戸時代にも使われていたのでしょうか・・・・?

■ヤマブキの芯は、優良な天然素材。ツキテッポウの弾から、古き良き知恵を知りました。


【参考にさせていただいたサイト】
Wild Craft Club>>昭和20年代の田舎生活 春1 ヤマブキ鉄砲
 ※手書きの絵で分かり易く「ヤマブキ鉄砲」が紹介されています。こういう遊びは、全国に共通するのだろうか?
マンスリーとーぶ>>ヒューマン・リポート─人間大好き!(若村麻由美さんのインタビュー)
 ※ドラマの小道其で用いたヤマブキの芯について
きのこ雑記>>ピスを使った切片作成
 ※ピスとは、髄の英語(=pith)。ヤマブキの芯も紹介されています。



posted by happyisland at 02:13| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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