2005年08月27日

ヌスビトハギ


大臣の子はぼんやり答えました。
「ええ、王子さま。あなたのきものは草の実で一杯ですよ。」そして王子の黒いびろうどの上着から、緑色のぬすびとはぎの実を一ひらづつとりました。
『十力の金剛石』より


■「十力」とは、仏のもつ十種の智力のこと。「金剛石」とは、ダイヤモンドのこと。王子が見つけた「十力の金剛石」とは何だったのか?珠玉の作品なので、ぜひご一読を。


nusubito_flower.jpg
【写真】ヌスビトハギの花。小さな小さな花だが、ルーペで覗くとマメ科の仲間であることが分かる。ヌスビトハギの花は、一度昆虫が訪れると、飛び出した雄しべと雌しべが花の中へ再び戻ることはないようだ。この写真は、虫が訪れた後の姿


nusubito_s.jpg
【写真】ヌスビトハギの果実。人や動物にくっついてタネを運んでもらう「ひっつき虫」。『十力の金剛石』に登場する王子も、森の中を進むうち、ヌスビトハギにヒッチハイクされたようだ。



■ヌスビトハギ(盗人萩)
■学名:Desmodium oxyphyllum
■別名・方言:
■マメ科ヌスビトハギ属
■撮影地:北海道

update:2005-08-27


posted by happyisland at 11:08| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 賢治が紡いだ花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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