2005年08月07日

うるいの花

Hosta sieboldiana_all.jpg

■オオバギボウシ(大葉擬宝珠)が咲き始めました。春に、若芽や葉の柄をおひたしなどして食べる「うるい」としても知られています。
■ほのかな紫色が美しい、透き通った白い花です。

■上の写真を見てください。下の花はもう枯れて、上の花はまだつぼみの状態ですよね。
■同じ株の中で下から順番に花を咲かせていく植物の仲間。花の咲かせ方には秘密が・・・・?

■オオバギボウシの花には蜜を求めてマルハナバチがやって来ます。蜜は花の奥に隠れているので、花の中へごそごそと入るマルハナバチには花粉がつきます。そして、次の花へ。
■マルハナバチは、同じ種類の花を立て続けに訪れてくれる勤勉な虫。花粉を確実に運んで欲しい植物から見れば、とてもありがたい存在です。

Hosta sieboldiana_P.jpg
【写真】マルハナバチがやって来た。着地ならぬ、着花?

■このマルハナバチは、一つの株の花々を、下の花から上の花へと順々にめぐる習性があるようです。

■また、オオバギボウシのように下から順番に花を咲かせる植物で、一つの花を決めて毎日観察すると、雄しべが先に熟して花粉を出した後、雌しべが熟して花粉を受け入れるという、時間的に雄と雌の機能を分離させる場合がよく見られるようです(この雄しべと雌しべの働きを時間で隔てる性質を「雌雄異熟」、雄しべが先に熟す場合は「雄性先熟」と呼ばれます)。
■つまり、同じ株の中では、下に雌しべの熟した花が、上に雄しべの熟した花が咲いていることになります。ややこしいかな・・・・

■そこへハナバチがやって来ると・・・・下の花から蜜を集め始め、上の花では花粉まみれとなり、別の株の雌しべが熟した下の花へと花粉を運んでいきます。
■他の株と交配する機会を増やす花々のしくみ。すごいですよね?進化という営みに驚くばかりです。

■実は、オオバギボウシが雄性先熟かどうか、僕には分かりません(^^;)ちゃんと種山の森で見てみよう。

Hosta sieboldiana_Fup.jpg
【写真】オオバギボウシの花ではどうなのかな?


posted by happyisland at 14:35| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然のしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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