2006年11月30日

本・DVDの紹介「種山ヶ原の夜」

■ずぅ〜っとご紹介したかった本とDVDです(^O^)/


宮沢 賢治, 男鹿 和雄 / スタジオジブリ




/ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(2006/07/07)


※公式サイトはこちらです。

■もともと宮沢賢治の「種山ヶ原の夜」は、劇のために書かれた脚本形式の作品です。観劇できれば良いのですが、台詞が繰り返される本は取っつきにくいと思っていました。
■ご紹介させていただいた本とDVDは、賢治作品「種山ヶ原の夜」を土台に、男鹿和雄さんが絵と文で親しみやすく現代に蘇らせてくれた絵本(DVDは紙芝居形式)となっています。

■「種山ヶ原の夜」という作品に、新たな命が吹き込まれた印象を受けました。

■個人的にとても感動したのは、種山ヶ原を巡って見聞きした世界が、絵本やDVDに溢れていたことです。
■異空間に迷い込んだかのような種山ヶ原の雰囲気、種山の麓で炭焼きを生業としていたお爺さまのお話、人と自然が暮らしを通じて密接だった頃に広がっていたであろう世界。「種山ヶ原の夜」という<物語>が持つ力はすごいのですねぇ。

■絵も素敵なのです。特にも、絵本の途中で見開きになる種山の風景画には、「あぁ、種山ヶ原だ!」と見入ってしまいました。
■このブログでは、種山の写真を紹介していますが、写真って、明確すぎてイメージが限定されてしまうのですよね。絵には、想像を働かすための余白がある。絵って、すごいです。

■DVDは、紙芝居風に絵が移り変わり、岩手の言葉で作品が語られていきます。
■土地の言葉には雰囲気があります。この「音」とともに作品を楽しむこともまた格別だと思います。
※先に開催した森の案内人講座で、お招きしたU先生にDVDをご紹介いただきました。講座参加者の地元の方も、岩手の言葉で進む作品に「半分くらいしか分からなかった・・・・」という人もいましたが・・・・(^_^; ちなみに字幕付きバージョンもあります。

■ちょっと思ったことを一言。男鹿さんが紡がれた「種山ヶ原の夜」では、自然への畏敬・畏怖がテーマの一つになっていると考えます。賢治先生もその気持ちを大切にしたのかな、そうだろうな、と思います。

■ただ、地元のお爺さんやお婆さんのお話を聞くと、暮らしの中で自然と密接に関わらざるを得なかった結果として、自然への感覚が研ぎ澄まされていたのだと思うのです。それが当たり前で、仕方が無かった。否応無しの畏怖・畏敬(?)だからこそ、スゴイのではないかな。
■かつての日本人の暮らしをノスタルジーとせず、現実として引き寄せる。お爺さんやお婆さんが暮らしていた時代と現代との隔たりに、絶望感と悲しみに似た感覚を持ってしまうのですよねぇ。
■何れにしろ、自然に対する謙虚な姿勢は大切だと思います。意味不明か・・・・

■とにかく素晴らしい絵本とDVDですので、ぜひご覧下さい!

※種山の森がきっかけで教えていただいた本は、ふみぐら@種山ヶ原にまとめています。
(現在、125冊収集)
posted by happyisland at 23:34| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 2007年2月11日(土)〜12日(日)に松野町「森の国ホテル」ホテルで開催いたしましたエヒメデザイン会議in松野
Weblog: エヒメデザイン協会ブログ(仮設)
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