2007年02月05日

ノスタルジック小学校

住田町には、下有住(しもありす)小学校という小学校があります。
ある日、「下有住を語る会」という地区の集まりに行きました。

すると子ども達の昇降口に、なぜか懐かしさを引きたてる素敵なも
のを発見しました。
それが、下の写真です。

竹のすのこ@

竹のすのこA

何年か前に父兄が手作りしたものだそうです。
竹踏みのような、足を程よく刺激される、温かみのある踏み心地でした。

ここは、全校50人ほどの小さな学校です。木造校舎だからこそ、この様
子が絵になるのかもしれません。

しかし、この学校にも児童数の減少から隣の地区と合併したらどうか、
という話が出ています。本日の集会の議題でもありました。中山間地の
抱える問題について深く考えてしまう集りでした。


posted by うめっち at 20:24| 岩手 | Comment(38) | TrackBack(2) | 風のたより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

水しぎ

昨夜の愛宕地区の「どんと祭」に引き続き、次の日は消防団の方々と一緒に「水しぎ」をやりました。

「水しぎ」とは、愛宕地区と曙地区に残っている寒中行事であり火防祭です。
顔に墨を塗り、ボロをまとった若者たちが、ブリキの空き缶をガンガン打ち鳴らし、「ミッサイナ(火の用心)、ミッサイナ」と、叫びながら町内を練り歩きます。

集合写真

昔ある夜、世田米の宿場から火が出たときに、床下を寝ぐらにしていた乞食が「火事だぁ〜」とわめき、鍋釜をたたいて一大事を知らせたお陰で難を免れたという”史実”にのっとたお祭です。(東海新報あだりほだりより抜粋)

十三時から小学校を皮切りに十五人弱で愛宕地区を回りました。十七時になってやっと半分回ったぐらい。カラダはかなり疲れ、スキップしながら「大黒舞」を唱えなければならないのに、体が動かない・・・。かなり体力のいるお祭です。

保育園での様子

大黒舞で軒先を回る
◆輪になって「大黒舞」を唱える様子


「大黒舞」
 見っさいな、見っさいな
大黒様という人は
 一に 俵を踏んまえて
 二で にっこり笑って
 三で 盃求めて
 四で 四方(よんほう)いいように
 五つ 泉が湧くように
 六つで 無病息災に
 七つ 何事無いように
 八つ 屋敷を平らめて
 九つ 心をおさめて
 十で 宝をおさめて
大黒舞も これまでよ
 見っさいな、見っさいな

と唱えながら、各軒先を回ります。
posted by うめっち at 19:27| 岩手 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 風のたより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どんと祭

世田米の愛宕地区で「どんと祭」が行われました。正月飾りを神社の境内で焼き、その火にあたることでその年の健康を祈願するという正月送りの行事です。

 山盛りの正月飾りに火が点火されると、メラメラト勢いよく火が燃え始めました。神聖な行事なのでしょうが、夏に森の案内にの方が準備してくれた大掛かりなキャンプファイヤーを思い出しました。

天までとどく炎

正月飾りに点火

 火を見つめていると、心がウキウキして、不思議な魅力に引き込まれていきます。暗闇の中での、幻想的なひと時でした。

 最後は、消防団の方々が土をかけて鎮火しました。

消防団が鎮火
posted by うめっち at 18:30| 岩手 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 風のたより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

杣田美野里さんの写真展

■イベント情報です。とはいっても、岩手県ではありません。東京です。
■個人的に大ファンである杣田美野里さんの写真展が池袋のジュンク堂で開催されるそうです。

写真展のご案内

東京池袋のジュンク堂書店さんの7階壁面を御借りして新春早々ささやかな写真展を行います。お近くにおいでの節はお立ち寄りください。テーマは「負けないミズバショウ」です。

◎期間 2007年1月6日〜2月5日
◎場所 ジュンク堂書店池袋本店7階
■まるで大好きな人が喜怒哀楽を見せるように、植物たちが多彩な表情を浮かべる。そんな写真が大好きです。それはきっと、撮影者の想いが植物たちに写り込むからではないかと考えます。
■愛し続けるということ。とても難しいことだけど、杣田さんの写した植物たちは、本当に素敵です。

■写真の技術的なことは分からないのですけどね(^-^; 僕もいつか、そんな写真を撮りたいなぁ〜と思っています。

■お近くの方は、ぜひぜひ(^O^)/


◎杣田美野里さんの本をご紹介










杣田 美野里, 宮本 誠一郎, 佐藤 雅彦 / 山と溪谷社





※種山の森がきっかけで教えていただいた本は、ふみぐら@種山ヶ原にまとめています。
(現在、162冊収集)

posted by happyisland at 23:10| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 投稿者のひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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