昨夜の愛宕地区の「どんと祭」に引き続き、次の日は消防団の方々と一緒に「水しぎ」をやりました。
「水しぎ」とは、愛宕地区と曙地区に残っている寒中行事であり火防祭です。
顔に墨を塗り、ボロをまとった若者たちが、ブリキの空き缶をガンガン打ち鳴らし、「ミッサイナ(火の用心)、ミッサイナ」と、叫びながら町内を練り歩きます。

昔ある夜、世田米の宿場から火が出たときに、床下を寝ぐらにしていた乞食が「火事だぁ〜」とわめき、鍋釜をたたいて一大事を知らせたお陰で難を免れたという”史実”にのっとたお祭です。(東海新報あだりほだりより抜粋)
十三時から小学校を皮切りに十五人弱で愛宕地区を回りました。十七時になってやっと半分回ったぐらい。カラダはかなり疲れ、スキップしながら「大黒舞」を唱えなければならないのに、体が動かない・・・。かなり体力のいるお祭です。


◆輪になって「大黒舞」を唱える様子
「大黒舞」 見っさいな、見っさいな
大黒様という人は
一に 俵を踏んまえて
二で にっこり笑って
三で 盃求めて
四で 四方(よんほう)いいように
五つ 泉が湧くように
六つで 無病息災に
七つ 何事無いように
八つ 屋敷を平らめて
九つ 心をおさめて
十で 宝をおさめて
大黒舞も これまでよ
見っさいな、見っさいな
と唱えながら、各軒先を回ります。
posted by うめっち at 19:27| 岩手 ☁|
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